アジアクエストが開発支援した鹿島建設の3次元可視化プラットフォーム 「3D K-Field」 が2022年グッドデザイン賞を受賞

IoT 、AI 等のデジタル技術を活用して企業のデジタルトランスフォーメーションを支援するアジアクエスト株式会社(本社所在地: 東京都千代田区飯田橋 代表取締役: 桃井純 以下、アジアクエスト)がデザイン・設計・開発支援を担当した鹿島建設株式会社の3次元可視化プラットフォーム 「3D K-Field」が、公益財団法人日本デザイン振興会の主催する「2022年グッドデザイン賞」を受賞いたしましたことをお知らせいたします。

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■「3D K-Field」とは

3D K-Fieldは、仮想空間上にある都市や建物のモデル上にヒトやモノの位置をリアルタイムに重ね合わせて表示する、3次元可視化プラットフォームです。利用者はWebブラウザから直感的にそれらの位置情報を把握できます。空間データに紐付くあらゆるデータを統合的に見える化する基盤として、建築プロジェクトの遠隔監視と効率的な運営を実現します。同時に、竣工後の建築物運用や既存の建物管理への応用を推進し、各産業への展開を目指しています。
また、3D K-Field開発チームがデザイン面で重視したポイントは以下のとおりです。

【デザインのポイント】

建物内の様々なIoTデータをBIM*1上に統合表示することで”現実世界の今”を仮想空間上に再現
建物内で「今誰がどこにいるか」、「今自分のモノがどこにあるか」を一瞬で探せる検索機能
初めて見る人が触りたくなるUI、初めて使う人が直感的に使えるUX

受賞内容の詳細は以下、グッドデザイン賞公式サイトを御覧ください。


【受賞ページ】

受賞対象名:    3次元可視化プラットフォーム [3D K-Field]
受賞概要:    https://www.g-mark.org/award/describe/54399/
詳細情報:    https://www.kajima.co.jp/news/press/202010/28a1-j.htm

■ アジアクエストの担当領域

アジアクエストは3D K-Field 開発プロジェクトにおいて、アイディア着想の段階からプロトタイプ開発支援パートナーとして参画。以後、様々な調整・改良・スケールアップに際して継続的にご支援してまいりました。主な担当領域は以下のとおりです。

・アイディアの可視化、具現化(プロトタイピング)
・インターフェース設計およびデザイン
・フロントエンド開発(3D空間、操作パネル、オブジェクトの描画など)
・IoT関連各種開発(センシングデータの取得、処理、送信など)
・基盤開発(クラウド環境構築など)

アジアクエストは、3D K-Fieldの今後のサービス改善・拡張に伴う様々な技術課題解決に寄り添い、今後とも同プロジェクトを支えてまいります。

*1 BIM (Building Information Modeling:ビルディング・インフォメーション・モデリング)
3次元の建物のデジタルモデルに、資材コスト、設計情報などの各種属性データを追加した建築物のデータベース。設計、施工、維持管理までのあらゆる工程での情報を一元管理するソリューションおよびソフトウェアの総称。現在の建築プロジェクト管理ではBIMの活用が主流となっている。