ABOUT PROJECT
社内システム導入および多要素認証やシングルサインオン（SSO）環境構築
日本システムハウス株式会社様は、ソフトウェア開発（Web系・オープン系・制御系）、インフラ構築・運用保守に至るまで幅広い技術領域に強みを持つ独立系のIT企業です。
社員が使用する業務端末の切り替えを期に、業務で使用する各種SaaSの導入やセキュリティ対策を検討されていました。Microsoft365やBoxのライセンス販売および導入支援、そしてPassLogicクラウド版の導入を行いパスワードレス多要素認証による認証強化やID管理のシングルサインオン（SSO）を実現し、セキュアなシステム環境の構築を支援しました。
BACKGROUND AND PURPOSE
導入の背景と目的
日本システムハウス株式会社様では、関係会社や各部門とファイルのやり取りを行う際に利用する各種SaaS（Microsoft365、Box）の導入やセキュリティ対策の検討をされていました。
バックオフィスで将来的に利用するSaaSシステムの増加を見越した上で、SaaSごとに発生するID・パスワード管理や入力の機会が増えることによる煩雑化やセキュリティ面の課題感を持たれており、お客様内でパスロジ社のPassLogicクラウド版（パスワードレス多要素認証）の導入検討が進んでいました。
しかし、各種SaaSのIDが統一がされていないことにより、Passlogicクラウド版との連携・認証ができない等の問題を抱えておられました。
ROLE
役割
業務で利用する各種SaaS（Microsoft365、Box）との多要素認証を実現するために、お客様内で既に検討が進んでいたPassLogicクラウド版の導入を決定しました。
上記を実現するためには、AzureADとPassLogicクラウド版のSAML連携が不可欠ですが、AzureADのユーザIDとメールアドレスドメインが異なる形で登録されておりSAML連携の実現が難しい状況でした。
そのために、まずはAzureADのユーザIDとメールアドレスドメインを統一し、AzureADとBoxのシングルサインオン連携を実施しました。
その後、AzureADとPassLogicクラウド版をSAML連携し多要素認証を実現しました。
BRAND EXPERIENCE
導入による効果
PassLogicクラウド版の導入によりパスワードレスな多要素認証が実現し、より強固なセキュリティ環境を構築することができました。
また、これまでMicrosoft365とBoxで個別のID・パスワードでログインしていましたが、AzureADとBoxのシングルサインオン連携を実装することにより共通のID・パスワードでログインすることが可能となり、業務の効率化を図ることができました。
OUTLOOK FOR THE FUTURE
今後の展望
本システムの導入により、多要素認証やシングルサインオン（SSO）をベースとしたシステムの新規導入や既存システムのアカウント増減が可能となりました。
ITツールの積極的な導入・活用によりお客様のビジネス発展に寄与していくことが期待されます。
TESTIMONIAL
お客様の声
業務利用していたクラウドサービス（IaaS）のコスト面の課題やテレワーク推進による情報セキュリティの強化、業務の効率化等を含めSaaS型（Microsoft 365、Box、多要素認証によるシングルサインオン）への移行を検討していました。SaaS型への変更には少し心配もありましたが、アジアクエスト様から実現のための全体プランの提示や構築・導入支援を頂き、更に当社とのスピーディ・密な連携により短期間で実現することができ感謝しております。
おかげさまでシンプルかつセキュアな運用が実現できました。
アジアクエスト株式会社について
アジアクエストは、企業のDXを支援する「デジタルインテグレーター」です。通常のシステムインテグレーションだけではなく、お客様のDXを共に考えるコンサルティングから、DXに必要なデジタルテクノロジーを駆使したシステムの設計、開発、運用までを一貫して請け負います。
IoT、AI、Cloud、Mobile、Web、UI/UXの各デジタル分野の専門テクノロジーチームを有し、お客様のゴールに向けて最適なプロジェクトチームを編成します。DXに関する豊富な知見と幅広い技術力により、ビジネスモデルの有効性や技術的な課題を検証する為のPoCの実施やデジタルに対応した大規模なシステムの構築まで、スピーディーな対応が可能です。