ABOUT PROJECT

AIを活用した成績分析出力システムの導入

株式会社英進館様は九州最大手の学習塾です。株式会社スカイディスク様は、AIxSaaSサービス「最適ワークス」の提供を通して、AIの力で日本の基幹産業である、中堅・中小製造業の持続的な成長を支援する会社です。
アジアクエストはスカイディスク様から依頼を受け、英進館様向けにAIを活用した成績分析出力システムを共同開発しました。このシステムでは、英進館様が定期的に実施している学力を計測するテスト(以下:公開テスト)の結果をAIが分析し、生徒の不得意分野を特定・改善策を提示することで学習計画に役立てることができます。


英進館様HP:https://www.eishinkan.net/
スカイディスク様HP:https://skydisc.jp/

BACKGROUND AND PURPOSE

導入の背景と目的

英進館様では自塾生や入塾希望者、外部の受験希望者を対象に年複数回の公開テストを実施しています。受験後の個別面談では各講師が公開テストの結果報告と今後の学習方法へのアドバイスを行っています。本来の業務にあわせて、全生徒のテスト結果から苦手分野を分析し個別にアドバイスを行う業務は負荷が大きく改善が求められていました。
そのため、AIを活用した成績分析出力システムを開発し、より個別に適した学習計画を提供すると同時に、講師の業務負荷軽減をめざしました。

ROLE

役割

アジアクエストは、英進館様、スカイディスク様が描く構想を技術支援すべく、システムの要件定義フェーズから担当し、プロジェクトを推進しました。

<開発フェーズにおける各社の役割>
スカイディスク様は成績システムのデータ生成と英進館様への活用方法の提案、技術選定を担当しました。
アジアクエストはAWSを利用した基盤構築と、生成されたデータの最終出力形式への描画と出力内容の整備を担当しました。大量のデータを扱うため、データ構造設計における必須データの確認や不足データによるエラー防止に重点を置きました。また、最終成果物である出力PDFのレイアウト崩れにも配慮しました。

 本プロジェクトでは、アジアクエストの実績と豊富なノウハウがあるAWSをクラウド基盤として採用しています。AI分析レポート作成の管理画面をAmazon EC2上のWebサーバーで構成すると共に、負荷の高いAIによる分析処理をAWS Batchに切り出して実行することで、コスト効率とパフォーマンス向上を両立しました。



<AWS構成図>



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BRAND EXPERIENCE

導入による効果

本システムの導入により、各塾講師がこれまで行ってきた全生徒のテスト結果からの苦手分野分析、個別アドバイスする業務の負担が軽減されました。
AIによる分析が可能となったことで、より個々の生徒に合わせた適切なアドバイスが可能になり、他の塾との差別化にも繋がりました。

OUTLOOK FOR THE FUTURE

今後の展望

現在の公開テストの対象者は限られているため、さらなる拡大を目指しています。
アジアクエストは今後もAIテクノロジーを活用した業務改善、業務効率化の提案を実施していきます。

           
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アジアクエスト株式会社について

アジアクエストは、企業のDXを支援する「デジタルインテグレーター」です。通常のシステムインテグレーションだけではなく、お客様のDXを共に考えるコンサルティングから、DXに必要なデジタルテクノロジーを駆使したシステムの設計、開発、運用までを一貫して請け負います。
IoT、AI、Cloud、Mobile、Web、UI/UXの各デジタル分野の専門テクノロジーチームを有し、お客様のゴールに向けて最適なプロジェクトチームを編成します。DXに関する豊富な知見と幅広い技術力により、ビジネスモデルの有効性や技術的な課題を検証する為のPoCの実施やデジタルに対応した大規模なシステムの構築まで、スピーディーな対応が可能です。