コールセンターの現場では
様々なアプリやシステムが構築・運用されていた

アルティウスリンク社は、商品のカスタマーサポートやアウトバウンドマーケティングなど、多岐にわたる業種のコンタクトセンター業務を展開されています。
顧客ごとの業務要件やセキュリティ規定に合わせて受信・発信・社内FAQなどの基本システムを構築し、さまざまなCRMアプリを活用した結果、システムの種類は100を超え、膨大なメンテナンス工数削減のため、システムの見直しが必要となっていました。

そこで、一元化された独自システムの開発をアジアクエストにご依頼されました。

柔軟なアーキテクチャで
異なる環境に対応するCRMシステム開発

アジアクエストでは、RFPに基づき綿密なヒアリングと積極的な提案を実施しシステム開発を請け負いました。その後、要件定義からアーキテクチャの構築までを担当し、プロジェクトを推進しました。
CRMシステムで利用される情報データには、高度な機密情報も含まれており、顧客のポリシーによりWebシステムが利用できないケースもありました。

そこで、さまざまな環境に対応できるようインターネット接続が可能な場合にはWeb型、デスクトップ環境しかない環境ではデスクトップ型、外部にインターネット接続できない場合はクライアントサーバ型で提供できるように、柔軟なシステムアーキテクチャを設計して構築を行いました。


これにより、異なる環境でも適切に対応できるシステムを実現しました。

ノーコードでシステムをセッティング可能

システム専任の担当者ではなく、CRMシステムを利用する現場の担当者が自分たちで入力項目を自由に配置したいとのご要望を受け、GUI開発ライブラリはUIに対して柔軟性に優れたWindows Presentation Foundation（WPF）を採用しました。
これにより、現場の担当者が管理画面から入力項目やレイアウトを自在に編集でき、またドラッグ&ドロップで配置できるアプリケーションを設計・開発致しました。

新規プロジェクトのスピーディな開始と
改善を反映しやすいサポート体制

以前は新規案件のCRMシステムのセットアップにおいて、システム専任の担当者や外部業者を介した開発と設定が必要で、プロジェクトの開始には1週間以上かかることがありました。しかし、現在では各現場単位でのCRMシステム設定が可能になり、スピーディにプロジェクトを開始できるようになりました。
システムリリース後も、ひきつづき当社が運用と保守を担当しております。また、カスタマーサポートとしてお客様社内からのお問い合わせにも対応し、設定支援や導入サポートも提供しています。
この一貫したサポート体制により、お客様の要望を直接受け止め、機能の追加や改善を継続的に行うことができ、一元化された独自のシステムを活かすメリットを実感いただいております。

全社導入に向けた施策の企画と機能拡充

独自CRMシステムを全社でより広く導入していくため、社内勉強会などの施策を企画し実施していきます。

また、スタッフがその日の体調を記入し管理者が把握することができる「ユーザーコンディション管理機能」などの実装も予定しており、お客様の要望に沿ったより使いやすいCRMシステムへと機能向上に取り組み、ビジネスの成功をサポートしてまいります。

本システムご利用中のお客様のご感想

社内ではこれまでに100以上の業務で独自CRMシステムが使用されております。独自CRMシステムの開発により、弊社事業において以下のような効果があり、事業における強みになっていると感じております。

• ノーコードでのシステムセットアップによって業務受注から開始までのリードタイムが短縮
• システム構築に関するスケジュールやコストの標準化
• 上記に伴うクライアントへの提案力強化（短納期への対応、スケジュールやコストの可視化）